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インドでKAJALが熱いらしい。

こんばんは。昨晩は大学の友人と三軒茶屋で話題の隠れ家インドカレー屋に行ってきました廣瀬大也(ヒロセヒロヤ)です。隠れ家的な店に行くのが好きです。

インドといえばカレーですよね。昨日僕が行ってきたお店もなかなか本格派でした。

日本のインドカレー屋では、たいていナンかライスかを選びますが、SIBOPの拠点がある南インドではナンを食べる風習がなくチャパティ、イドゥリィ、ドーサ、パロタなどをカレーにディップして食べるのが主流です。このように同じインドカレーでも日本のものと本場のものとでは味も見た目もかなり異なります。とはいえ都内には多くのインド料理屋があるので、インドに行かずとも食べくらべをしてみるのは面白いと思いますよ。最近神保町のカレーが美味しいと聞きました。

今回の01signalは “KAJAL”というインドのアイライナーについてです。

カレーとは1ミリも関係ありません。

“ KAJAL”ってアイライナーご存知ですか?

僕は男性なのでもちろん知らなかったです。

これがそのKAJALというアイライナーです。

拠点のある南インドの都市部チェンナイ(Chennai)では、特に若い女性を中心にKAJAL(アイライナー)の使用度が高かったです。チェンナイの人にとって、アイライナーをするのは常識であり、小中の時はKAJALだけつけて登校する生徒も多く見受けられました。

この背景には、KAJALが目を保護する役目を持つとされ、昔から各家庭で作られていたため現地の人にとって馴染みのあるものであったということ、学校の校則で使用が認められているということ、という2つの事実があります。どの程度までなら仲間内で目立つことなく自然にメイクができるかというのは、学生が化粧品を選ぶ上で非常に重要な点です。もともとは健康に効果があるとされていたKAJALですが、現在では化粧品として多くの製品が売られており学生を含む多くの女性に広く受け入れられいます。チェンナイでは特にlakeやlorealなどの製品をよく見かけました。

このようにSIBOPでは現地商工会とのコネクションにより、ネット調査では分かりづらい学則や学生間の暗黙の了解など、現地の生の声を同じ学生目線で 感じとることができます。インドのトップ校であるIIT(インド工科大学)や南インドでもっとも歴史のある現地日本語学校6校に対しての調査も行っています。

SIBOPは以前南インドの農村地域であるディンディグル(Dindigul)において、現地女性65名を対象にテストマーケティング(製品の試供品を使用した反応を見る調査)による、お化粧の実態調査を実施したことがあります。その際感じたのが、都市部チェンナイと比較した化粧の浸透度の圧倒的な低さです。日本でメイクをする、というとファンデーション等の下地化粧品から、アイライナーやアイブロウ、チーク等、多種多様な化粧品を使用することを意味すると思います。しかし、調査により多くの女性がフェイスパウダーのみをお化粧品として使用していることが分かり、お化粧をするということが女性の当たり前となっていないと感じました。

2020年にはインドの中間層は現在の約2倍に拡大すると言われています。供給や物流の問題等乗り越えるべき課題は多くありますが、農村部の低所得者層が今後中間層に成長することを見据え、早めに彼らの需要をキャッチしておくことに意味はあると思います。


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