「インドのポイ捨て習慣」
こんにちは、暑すぎますね。梅雨なのに雨が降らない!水が溜まっていないダムをテレビで目にして驚きました。日本の農家さんたちのためにも、雨が降ると良いですね。当の私は雨が嫌いですが、農家さんの味方ではいたいです。あれ、矛盾していますか?
そんな日本ですが、地域にもよりますが、ごみの分別が当たり前になってきていますね。
私が住んでいる横浜市ではずいぶん前から、きっちりと分別しなければゴミ収集車において行かれてしまいます。
そんな暮らしをしていた私は、インドにいってカルチャーショックを受けました。
インド人はみんなゴミをそこらへんに投げ捨てるからです。
たまーに存在するゴミ箱には、「use me」っていうラベルが貼ってあって、ごみをゴミ箱に捨てる習慣のなさが伺えます。
私たちSIBOPの活動の拠点のひとつである南インドの農村部ディンディグルでは、
現地パートナーのオフィスに寝泊まりさせていただくことがあります。
そのオフィスでのゴミのお話・・・・・
現地に着くと、私たちのためにゴミ箱が用意されていました。気を使ってくださったのでしょう。
お気遣いに感謝しつつゴミ箱にゴミを捨て続け…約2週間の滞在がおわり、さてお別れのとき。
ゴミ箱のゴミ、どうする?
「俺にまかせて!」
現地パートナーの1人が快く引き受けてくださいました。
日本のようにゴミ捨て場が存在しないインド。溜まったゴミの行方が気になり見ていると…
家の目の前にばらまかれているではないですか、私たちが2週間にわたって貯めたゴミが。
何のためらいもない、なんとも豪快なふるまいでした。
そんな習慣が積もりに積もって、インドには道のいたるところにゴミがあふれています。
あるインド人は「全部土にかえるから大丈夫」って言っていました。
私が見た限り、全くかえってなかったのですが…
ゴミ箱を設置する、ゴミ捨て場を作る、などといった異なる文化をいきなりインドに持ち込むのではきっと何も変わらないのかもしれません。
インドに住むひとりひとりに「ゴミはごみ箱に捨てるものだ」という意識を持ってもらうよう、意識の改革を促していく必要性を感じました。