ミャンマー政府、電気普及に向けた計画を推進
- 浅井 真紀
- 2015年12月29日
- 読了時間: 2分
寒さが増して冷え込む今日、こたつのありがたみが身に染みる季節ですね。みかんを片手にこたつからでられません。と言っても私は家にこたつ、ないんですけどね。センター試験の日も迫り、夜遅くまで勉強している学生も多くいるのではないでしょうか。
寒い季節でも暖かく、暗い夜でも明るく過ごせる日本ですが、それは決して当たり前のことではありません。当たり前にあるはずの電気がない、そんな国のひとつにミャンマーがあります。ミャンマーでは、国の多くの地域で電気が通っていない、という現状があります。学生は夜に勉強をすることができず、お店が24時間営業することはありません。そんな現状を打破すべく、ミャンマー政府がある計画を進めているという記事がとりあげられました。
9月7日The Irrawaddy“Electricity to Transform Rural Myanmar”
日本語訳(一部省略)
2014年にミャンマー政府は世界銀行の支援を得て、国際電力推進計画を開発した。これは、2030年までに、ミャンマーに住むすべての人に電気を供給する、というものである。つまり、720万件の家に、今後15年のうちに新たに電気をつながなければいけない。この計画には合計60万ドルの投資が行われる。ミャンマーのように経済的に孤立した国にとって、これは稀に見る大規模な計画といえる。
電気がないことは、日常生活を不便にするだけでなく、環境や健康にも影響を及ぼすと言われています。途上国の多くがそうであるように、ミャンマーでも薪を燃やして電気の代わりとしています。これは森林破壊が進めるだけでなく、人々が有害物質を含む煙を吸うことにより、場合によっては死につながることもあるのです。
今回ミャンマーでこのような計画がなされたことで、ミャンマーの様々な問題が解決されることが期待されています。
それではみなさま良いお年をお迎えください。こたつでゆく年くる年の鐘を聞きながら、電気のある奇跡を思ってくれたら嬉しいです。

写真:ミャンマー・ヤンゴンの夜に光をまとうパゴダ
参考文献
The Irrawaddy
http://m.irrawaddy.com/
国連フォーラム
http://www.unforum.org/lectures/74.html
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